JR竜飛海底駅最終見學至11月,吉岡海底駅最終見學至明年春天

愛到最美是陪伴
竜飛海底駅」廃止へ=青函トンネル内、新幹線工事で―JR北海道
時事通信 8月10日(土)6時12分配信
北海道と本州を結ぶ青函トンネル内の海面下135メートルにあり、見学用に親しまれてきた竜飛海底駅(青森県外ケ浜町)が、2014年春に廃止されることが確実となった。北海道新幹線の工事に伴い駅のホームを撤去するため、トンネルを管理するJR北海道が今月、方針を示した。11月の見学シーズン終了で、25年にわたる駅の歴史に事実上の幕が下りる。
 1988年のトンネル開業時、緊急時の避難などを目的に世界初の海底駅として整備された。「海底探検の旅」をうたい文句に、北海道側の吉岡海底駅(福島町、海面下149.5メートル)とともに、見学ツアーが人気を集めた。吉岡海底駅は現在利用のない臨時駅で、来春廃止の方針。
 竜飛海底駅は今なお現役だ。函館発と新青森発の上下線特急で駅に降り立つ一風変わったツアーが、冬季を除いて毎日行われている。JR北海道によると、昨年度の見学者は約4300人だった。
 北海道新幹線は15年度末に新青森―新函館間を先行開業の予定。竜飛海底駅の見学は11月10日まで。8月に廃止方針が決まってから問い合わせが続いており、JR北海道は「駆け込み乗車」の盛り上がりに期待している。